AER出版から1年と1日

昨日は七夕だったんですね!
昨年の7月7日は、『AER』を出版した記念すべき日です。

『AER』は、『わがままナおうさま』『空気売りの少女』と時を同じくして、2016年に構想ができあがった作品でした。

空気シリーズの第三弾として、出版するはずだったこの作品の出版が遅れたのは、盛り込みたい内容がたくさんありすぎて、当時の自分たちの製本技術では追いつかなかったのです。

『AER』は、文章量でいえば童話のようでもあり、絵や写真だけのページもあり、画集のような要素もあり、ページ数が96ページになりました。

ちょうどその時期に、あるほなつきの活動が、本だけでなく平面作品にも向かうようになり、作品をたくさん作り始めたことで、画集を作る必要性がでてきました。試行錯誤しながら、128ページの本を作れるようになりました。

そうして初めて、『AER』にとりかがることができたのです。

完成したときは喜びもひとしおでした。しおりとはなぎれも付けて、おしゃれな仕上がりになりました。

ずっと作りたかった一冊ができて、うれしくてうれしくて、毎日何度も何度も読んだことを思い出します。やはり、苦労してでも出版することができてよかったと、実感したのでした。

3カ所で『AER』の世界展も開催できました。
あれから1年。

今、山形県全部の図書館をめぐる旅がスタートしています。あるほなつきの本が図書館で貸し出されるようになりました。

借りて読んでくださった方の感想などを、インスタなどで見かけるようになったのは、うれしいことです。

これからも、図書館めぐりの旅は続きます。山形を飛び越えて、全国へと!