2022 Mogami River

Statement

最上川は日本を代表する急流のひとつで、松尾芭蕉の俳句の中にも登場する。
「五月雨をあつめて早し最上川」という句だ。
この松尾芭蕉は「時代を経ても変化しない本質的な要素にも、新しい流れを取り入れていこう」という教えを俳句の理念として提案した。
その昔、海からの荷物は川を利用して内陸へと運んでいた。
このような物流を通じた文化の交流の足跡を今も感じることができる。
今、人と人とを繋いでいた川は、その役割を鉄道や車に取って代わられた。
見えないモノを意識し、見えないモノから何かを学ぼうとする取り組みとして、この川を観光船で下った。

Mogami River 2022

Mogami River 2022 #01,03

Archival pigment print / Paint
Japanese traditional handmade paper

Original
Media Size 530 x 803 mm
Image Size 530 x 803 mm

Mogami River 2022 #02,04 – 14

Archival pigment print / Overprint
Japanese traditional paper

Original
Media Size 220 x 333 mm
Image Size 220 x 333 mm