村山市立冨本小おはなし会

今日は村山市立冨本小学校で年に一度開催されている「おはなし会」にお招きいただきました。こちらに呼んでいただくのはもう4回目になります。毎年、今年はどんな内容でいこうかと、思案するのも楽しみになっています。

今年は、本に親しむ時間と題して、読み聞かせあり、ワークショップあり、製本実演ありの、盛りだくさんの内容をタイトに詰め込みました。

今朝、学校に到着し会場に案内されると、なんと!入口やテーブルや壁、会場中に「木の玉っころちゃん」が飾られていて、びっくり!歓迎されているなぁと感じ、本当にうれしかったです。(準備に時間をとられ写真を撮れなかったのが残念です)

会場はランチルーム。広い会場での読み聞かせには、いつもプロジェクターを使っています。

まずはいつものように、自己紹介から。

高学年の皆さんには、もうおなじみかもしれませんね。そういえば、会場に入ってくるとき、『わがままナおうさま』のテーマソングを歌いながら来たお友達もいて、「覚えててくれたんだ!」と感動してしまいました。

一番はじめの読み聞かせは、『木の玉っころちゃん』。会場中が玉っころちゃんワールドだったので、読まないわけにはいきませんね!定番の「やさいとくだもの」では、いろんな野菜の名前が、会場からたくさん聞こえてきました。

玉っころちゃんの読み聞かせがおわったら、その流れで、ワークショップへ。

今日はひとり一ページ、玉っころちゃんを使って、どんなことを話しているか、考えてもらいました。1.2年生は、3枚の玉っころちゃんの中から好きなキャラクターをひとつ選び、それにひと言書いてもらい、3年生以上のお友達には、2枚か3枚かを配置し、会話を書いてもらいました。

はじめは何を書こうか悩んでいた人も、玉っころちゃんの表情を眺めているうちに、思い浮かんだようでした。先生方や読み聞かせボランティアのみなさんも、机を回りながら、良いアドバイスをかけていただき、全員お話を作ることができました。今日学校を休んだお友達にも後日、同じように書いてもらい、全員分集まった時点で回収し、一冊の本にまとめる予定です。みんながどんな玉っころちゃんストーリーを考えたのか、見るのがとても楽しみです。

次はまた読み聞かせ、の前に、読む本を作りますよ!ということで、実際に製本をして見せました。

ページの並べ替え、糸かがり、ハードカバー作り、見返し貼りを、三分クッキング方式で。乾燥時間が必要なところは、事前に作っておいたものを使用して次の行程をすることで、時短ながらにしっかり順を追って実演してみせることができました。手元を撮影して、プロジェクターで映し出しています。

なつきが実演を担当し、あるほは、ほんの歴史についてや、製本行程の説明やその意味などを詳しく説明しました。

子ども達は興味深げにスクリーンを見つめ、耳を傾けていました。そういう表情を見ると、私たちもがぜんやる気になりますね!

最後の仕上げ、ダストカバーをつけて、販売するものと同じ状態になったところで、早速その本を用いて、読み聞かせを。

こちらもスクリーンで大きく映し出して読みました。

これにて、今年の村山市立冨本小おはなし会は終了です。このあと、こどもたちからたくさんの素敵な感想と、感謝の言葉をいただきました。また来年も来たくなっちゃいます!

山形新聞さんからの取材もあり、こちらは後日、掲載になりましたらまた、ご紹介したいと思います。

午後は、真室川北部小学校で読み聞かせ。

こちらでも『ぬきつぬかれつ』を読みました。

少人数での読み聞かせなので、紙芝居にしてみました。これは、昨日急きょあるほが作ったものです。紙芝居を抜き差しできる木の台も!

思い立ったらすぐぱっと作ってしまうのが、あるほのすごいところ。

抜き差しもスムーズに、無事読み聞かせを終えました。

今日はふたつの小学校で『ぬきつぬかれつ』を読みましたが、みなさんからの感想を聞くと、子供たちからは「いろいろ進化してて面白かった」といったものや、先生方からは「大人も考えさせられる深い内容だった」という感想をいただきました。今後、進化シリーズの新たな作品を生み出すパワーをもらったような気がしています。

新作『赤い傘』も、完成に向けて、がんばります!

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