ジモト大学 まむろがわ

先日ご紹介した、広報まむろがわへの取り組みには、続きがございまして、今日は、「高校生が旅立つ前に学ぶコト」ということで2017年から毎年開催されている「新庄・最上ジモト大学」の数あるプログラムの中の、真室川町企画課主催の企画に「良い写真とは何か?」というテーマについて講師として参加してきました。

今回、真室川町企画課が高校生たちに提供した企画は、「まちの魅力をカタチにしたら~ノベルティで町をPR~」。

何気なく眺めていたまちを、ゆっくりと見つめなおしてみませんか?あなたが見つけた「バエる」、「エモい」、「チルい」まちの魅力をノベルティグッズにして一緒に発信してみましょう。
気軽に手にすることができ、広くPRすることができるノベルティグッズ。町をPRするノベルティグッズを企画・作成します。

開催者:真室川町企画課

*連続講座

〇1回目:写真、イラスト等の素材提供、ノベルティ決定
〇2回目:デザイン作成
〇3回目:完成品披露、振り返り

以上 新庄・最上ジモト大学HPより

今日は、その第一回目。

ノベルティグッズを具体的に作っていく前に、まずは、写真についてのお勉強を。参加者は真室川町在住の高校1年生の女子3人だったので、「町報まむろがわ」のフォトジェニックまむろの話から入り、いろいろな種類の写真(広告写真、ポートレイト写真、報道写真、私写真、ストリートフォトなど)があることや、世界的に有名な写真家の写真集を見ながら、綺麗やかっこいいや好きや嫌いなどではおさまりきらない写真の数々から、自分の価値観だけではない視点を学びました。ノベルティグッズを作る上で、他者の視点や感じ方を知ることは、重要ですね。

次に、具体的に今日は何をするかの説明を。

今日は写真や色紙、広告チラシなどを切って画面に構成する、コラージュ作品をひとつ完成するのが目標です。作品のテーマは「16歳のわたし」ということで、素直なありのままの今の自分を表現することになりました。

さっそく今日彼女たちに用意してもらってきた写真(スマホに入っているデータ)の中から、コラージュ作品に使えそうな写真を10枚ほど選んでもらい、プリントしていきます。

プリントをしている間に、絵の具の実験を。何か具体的なものを描くのもよいですが、写真と組み合わせる素材として、偶然の色や形が表現できるものを作ることにしました。順番を決めて、一色ずつ好きな色を選び、好きなように容器に垂らしていきます。

そうすると、どんどんいろんな色が混ざり合って、思わぬ混色や形が生まれていきます。その都度、真俯瞰カメラのシャッターを切り、その瞬間を切り取っていきます。最後に、油を入れたり食器用洗剤を入れて、その水面の変化を楽しみました。「わあ!」と歓声があがっていましたよ!

そうしている間に、徐々に写真もプリントが仕上がり、いよいよコラージュ制作です。

ただ適当に貼っていくのではなく、テーマを常に意識しながら、どうしたらそれが一番伝わるのか考えつつ、画面構成するよう声をかけました。

あるほとなつき、そして、企画課の担当の方も参加して、みんなでそれぞれの「今の自分」を表現しました。

作業がはじまると、みんな黙々と集中してしまいますね。「久しぶりにこういうことやれて、楽しい!」という声が聞けて、よかったです。私たちも夢中になって作ってしまいました。

まだまだもっと作り込める感じだったので、続きは家に持ち帰ってやってもらうことに。

次回の講座の時に、みんなで発表会&鑑賞会をすることになりました。どんな風に仕上がってくるか、楽しみです!

そして、次回はノベルティグッズ制作に取り掛かります。どんなグッズを作るかは、次回のお楽しみです!