昨日は参議院選挙の日でした。

昨日まで町のいたるところにポスターが貼られ、一度も会ったことがない立候補者たちでも、毎日顔を見ていると知ったつもりになっているものです。

近年ではSNSでの選挙活動や、支持者の応援なども行われているので、動いている動画も見れたりもします。そうすると、「あれ?この人、こんな顔だったっけ?」とポスターでイメージしていた顔と違って見える人と、どんな角度からでもポスターのイメージ通りの人とがいるように思いました。

また、顔について最近よく感じることは、初対面の人のマスクで隠されている部分の、自分の勝手な想像が、ほぼはずれるということです。目やおでこのあたりの雰囲気から、自分の知っている似ている誰かに当てはめて勝手に想像しているからかもしれません。初対面なのだから、顔を知っているわけはないのに、知っているかのように想像して見ているんですね。

私たちは二人で一人の作家として活動しているので、お互いがお互いのことを伝えることができる点において、少しは客観性が保たれているでしょうか。

写真家は自分が写真を撮っている姿を写真に撮られることは、あまりないかもしれません。

絵描きは「写真家に撮ってもらった写真を見て描いた自画像」と自分を、写真に撮ってもらうことも、あまりないことです。

後ろ姿を撮ることも。

最近では日々の活動を動画にも記録しています。

あるほなつきにとって、写真や動画を撮ることそれ自体もアートワークであり、それがそのまま作品になることもあるのです。

そして、プロフィール写真や自画像は、お互いがお互いのことを表現しています。

これからも、表現者として生きていく上で、撮ること撮られること、描くこと描かれることを日常としながら、日々制作に励んだり、情報を発信していきたいと思っています。

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