感想をいただき…

先日、筑波大学附属小学校の3年生の授業の中で、『わがままナおうさま』を取り上げていただきました。その上、多くの3年生から、感想や質問をお手紙でいただきました。このように、お手紙をもらう機会はこれまでなかったので、お手紙ひとつひとつに答えている内に、思わず、お返しの本が出来上がってしまいましたw

僕が、附属中学校に通いはじめたのは、今から35年も前のことなのですが、茗荷谷駅から学校へ向かう途中にある槌屋服装店のわきに、自動販売機があって、それまでの250ml缶から350ml缶が登場し、びっくりしたのを覚えています。コンビニでも、ペットボトルに入ったエビアンが登場し、ブームになっていったように記憶しているのですが、空気売りの少女のあとがきでも書いたようにまだまだ、水を売り買いするということ自体に違和感を持つ人も多かったように思います。

このようなことを思い出しながら、答えていくのは、今から35年後を想像しながら書くことにもつながり、とても楽しい時間になりました。

みんなの質問には『わがままナおうさま』の世界観がもっと広がるようにお答えしたつもりです。休み時間にでも、読んで欲しいなぁ!!

朗読会や学校の朝の読み聞かせ時間などで、作品を声に出して発表させていただける事も多くなってきました。このような機会もコロナ禍の今ではとても貴重な事です。

そして、『ねこサーカス』『AER』と、二冊立て続けに出版した事もあり、こちらの感想もどんどん届いております。これらの反応や声に呼応するように、空気シリーズの第5弾『赤い傘』の出版を決めました!!見えないモノを意識する取り組み、ついに、「心」を主のテーマに致します。お楽しみに。