昨年の11月25日に、村山市立冨本小学校にて開催した「おはなし会」の中で行った、お話作りのワークショップでできあがった本についての記事が、昨日の山形新聞に掲載されました。
ワークショップの内容は、『木の玉っころちゃん』のキャラクターを一人三つずつランダムに配り、その表情を読み取って、お話を作る、というもの。
1年生から6年生まで、年齢に関係なく取り組めるワークショップであり、作ったお話も十人十色、みんなで鑑賞するのも楽しいものです。
そこで、全校児童と冨本小学校の職員の皆さん全員分のお話を一冊の本にまとめることにしたのでした。
おはなし会の当日、お休みしていた児童の分と先生方職員の皆さんの分、全員分があつまってから、郵送していただきました。
そして完成したのが、この「木の玉っころちゃんでお話づくり」です。
低学年と高学年でも、視点の違いや言葉の発達が見て取れますし、また、先生方職員の皆さんの作品も入ったことで、大人の考えや思わず「うまい!」と言ってしまうような作品もありました。子どもたちがそのような大人の作品に触れることで学べること、また逆に大人も子どもたちの作品から受け取れるメッセージがあるのではないでしょうか。それが、この本の醍醐味でもあります。
この本は、村山市立図書館にも小学校から寄贈させていただきました。郷土資料としてはもちろん、たくさんの村山市民の方に手に取っていただけたらうれしいです。
そして、なんとうれしいことに、もう来年度の冨本小学校の「おはなし会」の予定も入っていて、今から次は何をしようか、アイデアを練っているところです。