庄内町立図書館狩川分館(狩川まちづくりセンター)での絵本づくりワークショップも、いよいよ明後日に迫って参りました。今回のワークショップでは、導入に「お絵かき体験」ということで、アクリル絵の具を使って絵を描きます。
参加対象が、小学生から大人まで幅広いので、どの年齢層でも気軽に感覚的なお絵描きを楽しんでいただけるものをご用意しています。ワークショップ終了時には、絵の具も乾いているので、そのままお持ち帰りいただけます。
今回のメインとなる絵本づくりは、あるほなつきの定番となってきました、「いつ・どこで・だれが・どうした」を主軸に、物語を完成させ、それに絵をつける、という内容です。
今までもこのようなワークショップをしたことがありますが、今回、こだわってみたものがあります。それは、「絵コンテ」です。
主人公となるものの形は、あるほなつきの作品『128』をランダムに切った図形を組み合わせて、貼り絵で表現してもらうのですが、背景となる部分については、絵を一枚描いてもらいます。「だれが・どうした」のページに、背景に主人公をどのように配置するかの絵コンテを書いてもらうことで、それぞれが表現したい世界を、実際にあるほなつきが絵本に仕立てるときに、できるだけ忠実に再現できるようになるのです。今回は、その絵コンテを書く紙も、本になったときのイメージがしやすいように、見開き2ページの簡単な本の形にしました。
参加者全員分、絵コンテ帳を作りました。
絵コンテ帳を書くことで、主人公の位置や大きさ、テキストの配置の仕方などを考えながら、レイアウトを決めていくことができるのではないでしょうか。
また、おまけとして、『木の玉っころちゃん』の写真を見て、どんなおしゃべりをしているのか想像して遊ぶページも入れました。
ストーリーを作ってから絵を描くだけでなく、絵からストーリーを考えることもできるという、あるほなつきの絵本づくりの一つの手法を、ぜひ参加者のみなさまにも体験していただきたいと思います。
明後日、庄内町狩川まちづくりセンターで、どのような絵本が生まれるか、今からとても楽しみです!