今、少しずつ山形県内すべての図書館に、あるほなつきの創作絵本『木の玉っころちゃん』を寄贈して回っているところですが、そもそも、木の玉っころちゃんとは?と、疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
木の玉っころちゃんは、丸く加工した直径3センチ程の木の玉に、顔を描いたのが始まりでした。
あるほなつきは、写真家と絵描きのユニットです。
写真と絵を組み合わせる方法の一つとして、立体に絵を描いたものを写真に撮る、という手法を考えたのです。
それが特に顔であるなら、撮る位置や角度によって、その微妙な表情を表現することができるのではないかという期待を抱いて!
おもしろいほど、一つの玉っころちゃんから多彩な表情をキャッチすることができました。それぞれにどんなことを思っている顔なのか、なんと言っている顔なのか、自然に思い浮かんでくるのでした。
今現在進行中の高畠町立図書館との共同企画「『木の玉っころちゃん』写真でひとこと」みんなで本作ろう!も、その当時、まさに私たちがやっていたことを、皆さまにも体験していただいているのです。
その発展としての絵本があります。
あるほは当時、ストーリーからではなく、絵から思い浮かんだことをストーリーにして絵本にできないかと考えていたので、紆余曲折はありましたが、すぐに創作絵本『木の玉っころちゃん』が生まれたのでした。
玉っころちゃんに関しては可能性が無限大で、ひとつひとつ、いつかのタイミングでご紹介できればと思っております!