秋フェス@高畠町立図書館

今日11/3は文化の日。

高畠町立図書館の「秋フェス」にて、あるほなつきの「本つくろう!!」ワークショップを開催しました。

秋フェスにワークショップでお呼ばれするのは今年で三年目。毎年『木の玉っころちゃん』を使って、絵本をつくります。

今年度は高畠町を舞台に「写真でひとこと」を毎月ステップアップしながら継続してやってきましたが、今日がその集大成ともいえる回でした。

その内容は、俳句や川柳(5・7・5のリズム)で情景を描いて、一人一ページを作るというもの。対象が小学生とその保護者だったので、小学校低学年でも書き出しやすいように、「はる、なつ、あき、ふゆ」から始まる決まりとし、そのあとの接続詞も、「なのに、だけど、だから」などから選んでもらい、季節と組み合わせて、それに続く文を考えてもらいました。

また、高畠の景色との掛け合わせも、できれば考えてみよう、ということで、今年度「写真でひとこと」で活用した写真も掲示して、イメージを膨らませてもらいました。亀岡文殊や安久津八幡宮、石切場、ひろすけ記念館、旧高畠駅 など、子供たちは遠足で行ったことがあったり、小さい頃連れて行ってもらったりしたことがある場所だったりして、写真を見ながら話に花が咲いていました。

今の季節が秋ということもあり、秋や冬の句を書いてくれた人が多かったように思います。皆さんなかなか自由な発想で書いていましたよ!一人最低3つは考えてもらいました。その中から、一番いいとものを選んでもらい、それに出てくる登場人物としてふさわしい「玉っころちゃん」を選びます。

うれしい顔、楽しい顔、困った顔、怒ってる顔など、自分の句に合った表情選びは楽しかったようでした。

そのあとは、背景を描きます。玉っころちゃんがどこにくるか、文字はどんな風に入れるかなどを少し念頭に置いてもらい、あまり描き混みすぎないよう、鉛筆の下書きはせずに初めから絵の具で描いてもらいました。

絵の具での描き始めは戸惑っていた人も、だんだん慣れてくると筆がどんどん進み、二つの句を完成させる人も出てきました。絵の具も使い慣れてくると、楽しいものになるんですよね!

最後は、指示書(レイアウト考案)書きです。

選んだ玉っころちゃんを、自分で描いた背景のどこにどうやって配置するか、場所や大きさを指定したり、文字を入れる場所を考えてもらいました。

だいたいの背景の図案を鉛筆で描き、その上に俳句や川柳を入れ、玉っころちゃんを配置したい場所にのりで貼ります。あとは、これを大きく、小さく、などメモを書き入れてもらい、ペンネームを書いて、完成です。

午前の部、午後の部ともに、毎年参加されている顔ぶれも何組もあり、うれしかったです。参加者みんなで1冊の本を作るのは、高畠町では初の試みだったので、完成を心待ちにしている声が聞かれました。できるだけ早く製本してお届けできるよう、がんばります!

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