村山市立冨本小学校さんには、三年前から毎年読み聞かせイベントに呼んでいただいています。
今年はランチルームにある大きなスクリーンを利用しての読み聞かせ。
年を重ねることに、経験を重ねるごとに、視覚的にも音響の面でも毎年レベルアップしています。
一番後ろに座っている6年生のみんなにも絵がちゃんと見えること、声がしっかり伝わることが、最低限必要と考えています。
スタートと同時に暗転。映画館のような雰囲気、不思議な音楽がランチルームに響きます。
今回は自己紹介もあいさつもしないまま、突如として読み聞かせに突入。
『さがしています』『あやふやのまま』を二冊立て続けに読みました。
不思議な緊張感の中、1年生もその世界観に入り込んでいるように見えました。
非日常的な空間と、現代詩の朗読は、その意味はすべて理解できなくとも、一つのフレーズ、ひとつの場面、一枚の絵、なにかひとつでも記憶に残ったのではないでしょうか。
45分の読み聞かせイベントの中盤では、簡単な本作りを一斉に。
あるほなつきは、本にまつわるいろいろな話やワークショップを織り交ぜて、読み聞かせをしています。
切り込みの入った1枚の紙を、折って折って折りたたむだけで本の形になる、という驚きと感動は、一年生から六年生まで味わえますよ!
最後は『わがままナおうさま』の読み聞かせを。
なつきのナレーションとあるほのナおうさまの掛け合いが絶妙なのです。
ラスト、『わがままナおうさま』のテーマソングをみんなで大合唱!さすが子ども達は覚えるのが早く、一緒に歌ってくれてうれしかったです。
こうして、今年の読み聞かせイベントは無事終了しました。
終了後もまだナおうさまのテーマソングを歌っている子がいたりして、またうれし。
来年もまたお会いできることをお約束して、会場をあとにしたのでした。