ただいま開催中のあるほなつきの展覧会は、まむろ川温泉梅里苑 ラウンジ囲炉裏の他に、1/12より開始した上山市立図書館の企画展もあります。
「あるほなつきの本 作る、創る、造る展」と題されたこの企画展は、1冊の本が出来るまでの、ストーリー原案からキャラクターづくり、文章の校正など、実際にあるほなつきが本を作るときの過程をご覧いただける展示となっています。また、製本に使う道具や、製本過程も展示しています。
『木の玉っころちゃん』のアイディアがどうやって生まれたかを、4コマまんがにしてみました。あるほとなつきも玉っころちゃんになって登場しているので、読んでみてくださいね!
『空気売りの少女』のほうは、一番初めに書いた文章が手前入り口側に展示してあります。実際に完成した文章と比べてみるのもおもしろいかもしれません。
また、ワイドに広がる仕掛け絵本にするための、試行錯誤を繰り返した「束見本」も全て展示しています。ページを綴じたときに、前のページをできるだけ見せないようにすること、でも、紙を折りこまないようにする、ギリギリのところを狙っての試行錯誤でした。
また、量産することによるブレ幅も考慮していました。
『空気売りの少女』の次に出版された空気シリーズ『さがしています』からも、平面作品を展示していますので、こちらの方もお楽しみください。
写真と絵が奏でるあるほなつきの世界を、「つくる」観点からご覧いただける展示となっていますので、ぜひ、この機会に上山市立図書館へ足をお運びください。
「あるほなつきの本 作る、創る、造る展」は、2月27日まで上山市立図書館にて。