真室川北部小学校5.6年の総合的な学習の時間における、真室川町をPRするポスターを作成する授業も、今日で四回目となりました。ポスター制作も、いよいよ佳境に入ってきました。
良いポスターとはどんなポスターなのかを考えた第一回目、
ポスターに盛り込みたい内容のイラストを描いてみた第二回目、
メインとなるイラストを全員で描いてみた第三回目、
そして第四回目の今日は、第三回目で全員に描いてもらったイラストを構成して、メインとなるイメージをつくっていく作業です。
そのための準備として、描いてもらった絵を複写してデータ化し、切り分けていきます。
絵としても、全体ではなくそれぞれ部分を描いてもらったので、全体を構成する要素としては自由度の高いものになっているのですが、それをさらに円で切り抜き、貼って形をつくっていきます。
形は、全員が何の指標もないところに貼っていくのは、ゴールが見えないので、あらかじめめやすとなる写真をプリントしてみました。その上に貼っていきます。
準備も整い、それでは授業へ!
まずは、メインビジュアルをポスターのどの位置にどのくらいの大きさでレイアウトするかを、各個人で考えてもらいました。A4のプリントに印刷してしまうと、無意識に方向が決まってしまいそうだったので、円に切り取ってみました。
特にクジラは、どの向きで入れるかで、その大きさや印象が変わってきますね。
メインビジュアルの配置を決めたら、次はどこに文字の要素を入れるかも考えてみました。
そのあと、グループ内でどのレイアウトがいいかを話し合い、だいたいの出来上がりの雰囲気を決めました。
教室から場所を図工室に変えて、次は実際にメインビジュアルを作っていきます。
事前に準備しておいた、クジラの絵の切り抜きと、巨木の絵をドットに切り抜いたものとを、それぞれのチームに分かれて、大きなボードに貼っていきました。
メインビジュアルが出来上がったら、今日の授業の初めに考えてもらった、だいたいのレイアウトをもとに、具体的にどんな文章をどのように配置するかを決めていきました。話し合いをする中で、要素が多すぎるところは減らしたり、メインビジュアルが大きいため、余白だけでなく絵の中にも文字を入れるなどの工夫をしながら、完成に向けて着実に進めていました。
今日の授業の残り15分で、キャッチコピーを決める時間をとったのですが、そこは重要な要素ともあり、決めることができず。いいアイディアがいくつか出たので、そこは次回、実際にポスターの中に配置してみて決めたいと思います。頭で想像しているものと、実際目で見るものとは、違うことも多いですから。
真室川北部小学校の1階ホールには、二年前の5.6年生が作成したポスターが飾られてありました。その時もそうでしたが、
クラスのみんなでひとつのものを作り上げる難しさはあるものの、クラスのみんなそれぞれが確実にこのポスターに貢献していて、「みんなで作った」という達成感が味わえるという意味では、本当にいい経験をしているんじゃないかな、と思います。
さてさて、来週の火曜日が最終授業で、完成となります。どんなポスターになるのか、今はまだ想像できませんが、子ども達が作りたいポスターのお手伝いを最大限にできるよう、準備してのぞみたいとおもっています。