今日は令和5年最上地区小・中学校教育研究会図書部会の講師としてお招きいただきました。参加メンバーは最上地区の小中学校の国語や図書を担当する先生方。読書感想文の審査をするために教育センターに集まるのと一緒に、講演会も同時開催することになったのだそうです。
講演は、「ようこそ!あるほなつきの世界へ」と題して、まず前半は先生方に小学生になったつもりになっていただき、普段、あるほなつきが学校などで45分の授業をどのような内容でやっているかを体験していただきました。
製本体験に始まり、自己紹介、えほん読み聞かせ、えほん作りワークショップでしめくくり。
いつもは子ども達にしている授業なので、先生方の飲み込みの早さや手際の良さで、スムーズに進めることができました。
後半は、あるほなつきの活動について、大人向けに内容をセレクトしてお話しさせていただきました。
出版社を立ち上げるきっかけや、二人で一人の作家として作品を作る上での2人のスタンス、最近のアーティスト活動や旅のお話など、盛りだくさんの内容でしたので、前半1番始めにお見せした製本実演はけっこう盛り上がったのですが、講演会が終わる頃にはすっかり影が薄くなっていたかも知れないですね。
質疑応答の時間は、たくさんの先生から感想や質問をいただき、また、終わりのことばを述べられた先生からは、自分たちの言わんとすることが全て伝わっていると感じるお言葉をいただき、ありがたく思ったところです。
そして、お土産がなんとも素敵な!
本合海小学校で子供たちが育てたというナスと、自分たちで作ったナスのパンフレット、それから袋には手作りの消しゴムハンコが押してありました。凝っていますね!
午前中に講演会は終わったのですが、並べておいた本をもう少しじっくり見たい、というご要望があったので、いったん工房に戻り、また取りに来ることにしました。その間に、私たちにはやりたいことが。
今回も、参加された先生方の書いた「玉っころちゃんでひとこと」を一冊にして、すぐにお届けにあがりました。参加者全員分、と言いたいところですが、プリントの時間もあり、3冊のソフトカバーとなりました。
私たちの強みのひとつは、即時性だと思っています。書いた物がすぐ形になる、というのは嬉しい経験と思います。
本という表現方法に、これからもまた新たな可能性を見いだしつつ、進化していきたいですね!