思い出は本に、きものは次へと

岩手の祖母が亡くなったとき、祖母が普段着ていたきものをたくさんいただきました。

綿なので、汚れたら洗濯も出来る、本当に普段着る物としてのきものたちです。

2021年 祖母の着物を着て撮影
2021年 祖母の着物を着て撮影

今までも、いろんな場面で着物を着て撮影してきましたが、何ケースにも及ぶ着物たちも、「ほんたび」開始を機に、思い出の形に残して断捨離するのもいいのかもしれないと思いました。

断捨離といえば、昨年、村山市にあるstudio rin-neさんにて開催したワークショップは、大切にとっておいた色々な品を、1冊のスクラップブックに収めて、断捨離しよう!というテーマのもとに行ったのでした。

着なくなったワンピース
着なくなったワンピース
ワンピースを切り出し
ワンピースを切り出し
布のハードカバーのスクラップブックの完成
布のハードカバーのスクラップブックの完成
パンフレットや写真を貼ったり、絵日記的なものも
パンフレットや写真を貼ったり、絵日記的なものも

これはあるほなつきにとっても、本にまとめる意味のひとつとして、改めてその重要性を感じたものとなりました。

普段着としてのきものは、なつきが普段着なければ、ケースの中にいつまでも日の目を見ないで終わってしまうものです。それならば、一度全部のきものを着て、写真を撮って、それを一冊の本にまとめ、きものは普段着で着たい方にお売りし、少しばかりでも本旅の費用に充てるのも良いかもしれないと思ったのです。

「写真を撮ること撮られること」、「絵を描くこと描かれること」に関しては、ブログでも何度かお話したことがありますが、あるほなつきの記録や記憶としての大切なライフワークとなっています。撮られる側の写真は、本にまとめられるものとして当然存在していますが、撮る側の写真もしっかり記録としてまとめているのです。

なつきを撮るあるほ
なつきを撮るあるほ
なつきを撮るあるほ
なつきを撮るあるほ
なつきを撮るあるほ
なつきを撮るあるほ
あるほなつきセットに収録されています
あるほなつきセットに収録されています

岩手の祖母の「普段着きもの写真集(仮)」も、いつ完成になるかは分かりませんが、コンプリートしたら一冊にまとめてみたいと思っています。思い出の1冊は手元に残し、きもの自体は着てくださる方へと。