大型絵本

今現在、依頼を受けて作成中の図書館紹介用絵本は、通常サイズのものと、大型サイズのものを作ることになっています。

大型サイズの絵本は、前に一度作ったことがありました。超大型のプリンタを購入したばかりのころです。

印刷風景
印刷風景

大きな平面作品を作れるようになったばかりでなく、絵本においても可能性が広がりました。

まずは、板紙の接続
まずは、板紙の接続
のり付けは二人がかり
のり付けは二人がかり
紙のしわをしっかり伸ばす
紙のしわをしっかり伸ばす
最後にカット作業
最後にカット作業

プチサイズにはプチサイズの大変さがありますが、大型には大型の大変さがあり、二人がかりで息を合わせての糊付け作業や、カット作業もなかなか一苦労でした。

今回は、前回とは作り方を変えてみようと計画しているところです。より手際よく、よりきれいに仕上げられるようにしたいと思っています。

完成した『わがままナおうさま』大型絵本
完成した『わがままナおうさま』大型絵本

大型絵本は、ある程度の人数に対する読み聞かせに対応できるものとして存在しているのだと思います。後ろの人にも絵がよく見えるように、というのが目的でしょう。私たちも、読み聞かせのスタイルについてはいつも考えていることで、本来ならば、手元で見えるものとして作られた絵本なので、同じサイズの本を離れて見るというのは、作者の意図するところではない部分があるように思っていました。

大型スクリーンを使っての読み聞かせ
大型スクリーンを使っての読み聞かせ

そこで、会場や人数の規模に応じて、大型スクリーンを使ってみたり、少し大きめの紙芝居にしてみたり、

紙芝居形式での読み聞かせ
紙芝居形式での読み聞かせ

あるいは書店で見本に使っていたものや製本に少し難のあるものを配って自分でページをめくってもらいながらお話を聞く

それぞれに配っての読み聞かせ
それぞれに配っての読み聞かせ

などのスタイルをとってきました。

大型絵本は、読み聞かせイベントなどでのパフォーマンスとしても、良いですね。

はじまりはじまり
はじまりはじまり
「庶民に味わわせるなんてもったいない!」
「庶民に味わわせるなんてもったいない!」
あるほなつき『わがままナおうさま』でした
あるほなつき『わがままナおうさま』でした

野外や広い場所では、マイクも使います。絵も声も、全員に届きますように!