今現在、依頼を受けて作成中の図書館紹介用絵本は、通常サイズのものと、大型サイズのものを作ることになっています。
大型サイズの絵本は、前に一度作ったことがありました。超大型のプリンタを購入したばかりのころです。
大きな平面作品を作れるようになったばかりでなく、絵本においても可能性が広がりました。
プチサイズにはプチサイズの大変さがありますが、大型には大型の大変さがあり、二人がかりで息を合わせての糊付け作業や、カット作業もなかなか一苦労でした。
今回は、前回とは作り方を変えてみようと計画しているところです。より手際よく、よりきれいに仕上げられるようにしたいと思っています。
大型絵本は、ある程度の人数に対する読み聞かせに対応できるものとして存在しているのだと思います。後ろの人にも絵がよく見えるように、というのが目的でしょう。私たちも、読み聞かせのスタイルについてはいつも考えていることで、本来ならば、手元で見えるものとして作られた絵本なので、同じサイズの本を離れて見るというのは、作者の意図するところではない部分があるように思っていました。
そこで、会場や人数の規模に応じて、大型スクリーンを使ってみたり、少し大きめの紙芝居にしてみたり、
あるいは書店で見本に使っていたものや製本に少し難のあるものを配って自分でページをめくってもらいながらお話を聞く
などのスタイルをとってきました。
大型絵本は、読み聞かせイベントなどでのパフォーマンスとしても、良いですね。
野外や広い場所では、マイクも使います。絵も声も、全員に届きますように!