ひろすけ記念館へ

高畠町立図書館を訪れるたび、ブックユニオンたかはたを訪れるたび、アートディーラーS&Tを訪れるたび、いつか行ってみたいと思っていた場所がありました。

仕事でよく高畠町に足を運んでいるあるほなつきですが、ゆっくりした時間がとれず、なかなか足を運べなかった場所。

ひろすけ記念館です。

高畠町といえば、童話の町とうたわれている町。

『泣いた赤おに』の作者である、浜田広介さんの生まれ故郷としても有名です。

今回満を持して、ようやく伺うことができました。

雨が降っていました。
記念館に行くまでの道で見た風景。
入り口で、赤おにと記念にパチリ。

さっそく中に入り、入場券を買おうとしていたら、スタッフの方から声をかけられました。

「もしかして、あるほなつきさんですか?」

一瞬びっくりしましたが、今日は図書館めぐりのため、玉っころちゃんTシャツを着ていたのでした(^^)

やはり、Tシャツを見てお気づきになったようで、自分たちから名乗り出ようと思っておりましたが、改めて自己紹介も兼ね、ごあいさつさせていただきました。

ひろすけ記念館では、いつも様々なイベントが開催されていて、以前、クリスマスイベントで絵本キュレーターの金子聡子さんが、あるほなつきの『わがままナおうさま』を読んでくださったこともあり、スタッフのみなさまに覚えていただき感激です。

浜田広介記念館だより第24号に掲載。

浜田広介さんのことは、『泣いた赤おに』や『むく鳥のゆめ』『竜の目の涙』などの作品を知っているくらいでしたが、記念館の展示を見ながら、どのような経緯で童話作家になったのかを知ったり、その当時の本の挿絵から現代の挿絵までを見ることができました。ひとつの『泣いた赤おに』という作品に対し、実にたくさんの画家やイラストレーターが絵を描いてきたことに驚きました。それぞれに風合いが違っていて、おもしろいものですね。

また、展示室ではミニシアターがあり、定期的に作品が上映されていて、私たちは『泣いた赤おに』を鑑賞しました。

知っているお話なのに、最後は自然と胸が熱くなって涙が出てくるのは、やはりひろすけさんの優しい思いやりの心が、見る人に伝わってくるからなのでしょう。

記念館では、たくさんのひろすけ作品を見たり聞いたりできるブースがたくさんあるので、じっくり時間をかけて楽しむことができます。

ぜひまた近いうちにお邪魔したいと思います。

高畠町立図書館との共同企画「みんなで本つくろう!『木の玉っころちゃん』写真でひとこと」の6月のお題は、「ひろすけ記念館でひとこと」なので、どんな物語が生まれるか、こちらもまた楽しみです!