表紙

AERの表紙

空気シリーズは、見えないモノを意識するという大きなテーマがありますが、個々の本でのそれぞれのテーマもあります。

「わがままナおうさま」は、空気を見ようとする試みを一見馬鹿げたアプローチのようにユーモラスに描きました。

「空気売りの少女」では、可視化した空気とそれぞれの記憶を結びつけ時間的なつながりを描きました。

「さがしています」では、一つの事象への個々の感じ方は異なることを、あるほと、なつきを通じて描きました。

「AER」は、対を意識して描きました。昼と夜、正像と鏡像、月と太陽。

AERの骨格である文章が6割方完成した時点で、これまでの、あるほなつきの作品を、当てはめていきました。
今回は、テキストができあがってから描いた、あるいは撮った作品は、これまでどうよう極めて少ないのです。

表紙は、そのような感覚で、一瞬で、納まりました。

AERのカバーは、全体で、ひとつの作品となっております。お楽しみください。