もう一年以上も前から、やりましょう!と言いながら、コロナの影響もあり、なかなか実現できずにいた、山形県米沢市にある街の絵本屋さん「えほんや絵留夢」さん主催の「あるほなつきの本つくろう!」ワークショップ、満を持して開催することができました。
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今回のワークショップは、小学校低学年〜幼児の親子限定8組を対象としたものでした。小さなお子様でも気軽に参加でき、親御さんも一緒に楽しめるものを、と、しりとりをしながら参加者の皆さん全員で1冊の本を作るというものでした。
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まずは順番を決めて、子どもたちみんなでしりとり!ただのしりとりではつまらないので、絵本にしたときにぐるっと巡る、始まりも終わりもないしりとりにチャレンジしてもらいました(^^)。
「ねこ」から始まったしりとりは、いい具合にポピュラーな動物や生き物、子どもたちにとって身近なものでつながっていき、2巡して、最後から2番目のお友達は「カメ」と言いました。ぐるっと巡るしりとりにするには、最後のお友達は「メ」から始まり、「ネ」で終わる(「ねこ」で始まったので)言葉を探さなければならないということになります。さて、どうする?!
ところがどうして、簡単に見つかっちゃいました(^^)/
「メガネ!」
きれいに丸くおさまりました(^^)!
自分が言ったモノを、今度は形にしていきます。
絵を描くのではなく、alfonatskiの「128」の一部から図柄を切り取ったものを素材として、丸や三角や四角の図形を切り取ったものを、好きなように組み合わせて作っていくのです。
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このように、選べる色や形には制限がある中で、どうやってそのお題を表現しようか、そこにそれぞれの個性が現れるように思っています。
みなさん、組み合わせを色々と変えてみながら、真剣に、そして楽しみながら、制作していましたよ(^^)/
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それぞれの作品は一時間程度でできあがりました。
お昼休憩を挟んで午後は、製本の時間です。
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個人で1冊だけ作る時には、アイスピックなどで穴を開ければ良いのですが、何十枚といっきに穴を開けるには、このような器具も必要になってきます。子どもたちは、興味津々で、身を乗り出して見ていました(^^)。
本番の絵本を糸かがりする前に、みんなで白い紙でノートを作ってみました。
ひとりの参加者の女の子から、「これで絵本をかいてもいいの?」と、聞かれたのがうれしかった!!
ノートを作ったのが終わりじゃなく、これが本になる始まりなんだ、と、思ってくれたことが実にうれしかったです!
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まずは、本文を丁寧に折っていきます。穴の位置を揃えるのが重要なポイントになるので、しっかりと!そして、順番通りに重ねます。
みなさん、とってもじょうずにかがれていましたよ!丁寧に折れた証拠ですね(^^)/
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しっかり糸でかがれたら、あとは天、地、小口をカットして、きれいに整えて完成です!
あるほさんからカッターの使い方、カットの仕方を伝授してもらいましたが、今回はお子様も小さいということで、参加者分ぜんぶをあるほさんがカットして、皆様の元へ(^^)。
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今回のワークショップ、印象的だったのは、参加者の皆さんみんなが、好奇心とチャレンジ精神にあふれていたことです。
良い緊張感と集中力、そしてその中に生まれる楽しさを、みなさんが味わっていたようにおもいました!
参加者のみなさん、そしてこのような企画と場所を提供してくださったえほんや絵留夢の阿部さんに感謝しつつ、昨日から米沢市のナセBAで開催されている「ARTS MEET Okitama 2021」へ。
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alfonatski、初参加になります!
先日搬入をしてきたわけですが、平面作品はありがたいことにスタッフの方が吊してくださるというので、ただおいてきた感じになったのでした。
展示風景はまだ見ていなかったので、今日はどうしても見てみたくて!
たくさんの作品が展示されている中、私たちの作品もなかなか異彩を放っていましたよ(^^)
どうぞ立ち寄りの際には、alfonatskiの作品を探してみてくださいね(^^)/