2年前のこの日

今日も朝から手製ノートの製本や、今度の火曜日の本づくりイベントの準備で大忙しの1日でしたが、ふとFacebookを開くと、「2年前の今日」ということで『ぬきつぬかれつ』出版についての記事がめにとまりました。

2年前の一昨日は『咲く 散る 実る』の出版日だったので、その2日後には『ぬきつぬかれつ』を出版したことになります。勢いを持ってつくった本だったことは覚えていますが、本当に思い立ったら即実行だったのですね。

こんなイメージから始まった
こんなイメージから始まった

「進化シリーズ」の第一弾として『咲く 散る 実る』が出たわけですが、この本文の中の「植物たちと人間たちは、ぬきつぬかれつ進化した」という一文から派生した、空気がなくなるかもしれない遥か未来を予想した物語が『ぬきつぬかれつ』です。

表紙に選ばれたイラスト
表紙に選ばれたイラスト

あるほの構想から、そのイメージに合った絵を考えるのは、難しくも楽しい経験でした。特に表紙となった絵は、あるほがラフを描いたことで、イメージがより伝わり、ぴったりのものが描けたと思っています。

「たべれない」は「ら」抜き言葉?
「たべれない」は「ら」抜き言葉?

また、要所要所で手描き文字が登場するのですが、「たべれない」は、正しくは「食べられない」ということで、「ら」抜き言葉として、言葉の進化についても問うことになったのでした。

どこかで見たようなカラス
どこかで見たようなカラス

最後の場面で登場するカラスは、『咲く 散る 実る』でもどこかの場面で出てきていたり、alfonatski作品のMogami Riverシリーズに登場しているので、発見する楽しみもありますね。

小さなお子様にも身近な存在の「空気」について、またはこれから先の「未来」について考えるきっかけになればと思った絵本です。

絵本というカテゴリーでいえば、昨年は『おなら太郎』を出版。

さて、今年もひとつ、大人にもちょっと深い内容のお子様向けの絵本も1冊出版したいと考えています。構想はできあがっているので、あとは形にするだけ…なのですが、なかなかまだ着手できていない状況です。

ゆっくり創作活動のできる時間も、つくっていきたいですね!