台風も過ぎ去り、静かな朝です。
連日の雨で、野外展示しているあるほなつきの作品も、少しは様子が変わったでしょうか。
昨年のミナミハラアートウォークで、沼の周りに野ざらしで展示した時もそうでしたが、自然の中で雨風にさらされ、動物たちの痕跡や、草や葉が付いたりするのも、また時間の経過を表すものとして受け入れ、変化していく様を楽しんでいただくというものです。
作品の前に咲いている草花が雨に濡れて瑞々しい感じと、作品がしっとり濡れて落ち着いた色調になる感じと、近くでご覧いただくのもよいかもしれません。
この場所で撮ったからこそ、この景色と作品の境界線もあやふやになっている。こうやってみると、本物の草花なのか、作品の中の草花なのか、わからなくなっています。
初日は手前にある草も青々とかなり生い茂っていましたが、
数日間で、景色もずいぶんと変わりました。たくさんのお客様がいらしたので、だんだん踏みならされています。不思議なことに、白い草花だけは皆さん避けてご覧になるようで、これもまた面白い風景となっています。
早いもので、「辺藝」も残すところ今日を合わせてあと五日。折り返し地点です。
ぜひ、お越しいただいた際には、敷地内に入ってゆっくりとご覧ください。
「辺藝」-ここで育てる- 信夫町を舞台にした現代アートの作品展
期間 2022年9/17~9/25
時間 10:00~18:00
場所 山形県米沢市信夫町周辺