産みの苦しみと完成の歓びと

3日間の職場体験があっという間に終了しました。
緊張しながらの初めましてから、一日目は仕事の見学と撮影、

二日目はインタビューや撮影、記事おこし、簡単なレイアウトを考えての、

今日が三日目。

彼女たちが書いたレイアウトをもとに、昨夜、あるほが写真を当てはめ、テキストを入力したものを、今日はみんなで確認しながら、今日これからやらなければいけないことを考え、計画を立てました。

昨日書ききれなかったテキストを書いたり、そのことで必要になってきた写真を新たに撮影したり、モニター上でもなんとなく本の形が見えてきたことで、視覚的にどうしたらもっとよくなるのか、がわかるようになりました。

昨日撮った写真を見て、もっとこんな写真の方がよかった、と思えること、撮りたいイメージがあることは、大事なことですね!

文章も、昨日書いたものを全員で一度読んでみたことで、表現の仕方について学ぶことは多く、改めて、誰を対象にした本なのか、その人たちに何をどう伝えたいのか、考えながら書き進めました。

絵が得意な生徒は、イラストを描き、挿絵として有効に活用していました。自分たちのことを描いてもらうというのは、うれしいですね!

タイトルは、昼休みの間に考えてもらいました。なんと、すんなりひとつ目のアイディアで決定したそうです。誰が何のことについて書いたのか、が一目瞭然のタイトル。あとは、表紙のビジュアルをどうするか、ですね。

今日は特に、自分たちの作品の中から好きなものを選んで、あるほなつきのアートについて書いた文章にあてていく作業も多かったので、作品集をじっくり見てもらいました。聞こえてくる感想に聞き耳を立てていると、おもしろくて、作品を素直に鑑賞する力のある生徒たちだなあと思いました。

さて、今朝の開始の時点で足りなかったテキストや写真が集まったところで、あとは最終調整。細かなレイアウトやフォントサイズなど、ひとつひとつ確認しながら最後までいき、あとがきと編集後記を書き終え、完成しました!

これにて3日間の「本を編集する」職場体験は終了です。なにもかも初めてのことで、彼女たちもだいぶ疲れたことでしょう。産みの苦しみを体験したと思います。

来週には、このデータを元に製本して、中学校にお届けできる予定です。自分たちが編集したものが実際に本になった姿を見たとき、産みの苦しみが歓びに変わると信じて!

コメントを残す