今日から真室川中学校の職場体験が始まりました。今年度は、るーつ企画では3人の受け入れをすることになりました。三年ぶりの職場体験に、3年生の女子3人がるーつ企画を選んでやってきてくれました。
彼女たちは、本に興味があったり、絵を描くのが好きなのだそうです。自己紹介と、将来の夢、ここを選んだ理由などを話してから、職場体験スタートです。
今年度、彼女たちには何を体験してもらうかというと、「実録 あるほなつき(仮)」という本を作っていただきます!
つまり、私たちはいつもと何も変わらず仕事をしているところに、彼女たちが取材をし、記事をまとめたり写真を撮ったり、レイアウトをして紙面を作り上げていくのです。
今日の仕事は、新作『みるとか みられるとか』の製本から入りました。まずは、本文折り、糸かがり、見返しつけ、背固め、寒冷紗貼り、カット、ハードカバー作り、背接続、見返し貼り、重石を乗せて乾燥までの一連の流れを、少し説明を交えながらすべて見てもらいました。
それから、今月17日から始まる現代アートイベント「辺藝」に出品する作品の準備、パネル水張りなどの作業や、昨日描いた作品の複写撮影を見てもらったり、
『みるとか みられるとか』の音声録音をするところを見てもらったりしました。
それらの中で、どの部分を記事にするのか、本の内容を話し合ってもらいました。
三年前に職場体験に来た生徒たちが作った本を取り上げながら、編集作業のやり方を説明して、いよいよ本格的に始動です!
alfonatskiのネーム入り原稿用紙に、原稿を書きます。さて、どんなふうに書かれるのか、楽しみですね!
合間に糸かがり体験も行いました。3つ穴2折と、3つ穴1折の、2パターンのノートを作りました。
折り方がとても丁寧できれいだったので、針がスムーズに通りました。いっせーのーせ、で、かがっていったのですが、みなさん初めてなのに、とても上手にできました。
さて、今日最後の仕事は、「あるほなつき号」の内装の続きです。まだ来ていない材料もあるのですが、少しずつ進めていきたいと思います。
生徒たちは、カラフルな車に興味津々。本の記事になるかどうかは、彼女たち次第ですが、どうなるかな?
一日目は見たり説明を受けるのがメインでしたが、明日からはいよいよ、具体的に編集を進めていきます。慣れない場所、いつもと違ったことをやるというのは、とても大変で疲れることでしょうが、3日間やりきって、本が完成したときの充実感を、ぜひ味わってもらいたいと願っています!
できたばかりの、alfonatskiステッカーを3人にプレゼントして、今日のところは終了です。
さかのぼること三年前の職場体験では、サッカー部の生徒たちだったので、彼らのサッカー部写真集を作る、という内容で行いました。そのときの模様もご紹介しましょう。
持ってきたサッカー雑誌から、好きなレイアウトの特徴を学んだり、
どんな内容を盛り込むか話し合い、
数ある写真の中から選んだ写真を、実際に切ってレイアウトを考え、
原稿を書き、
また写真をレイアウト、の繰り返し。
製本の部分では、簡単な糸かがり本を作りました。