あるほが銀座で個展を開催したのは、もう4年前になります。
2017年といえば、二人で本を作ることを決意し、出版社るーつ企画を立ち上げた年でもあります。
同時に、写真と絵を組み合わせた「写真絵本」を作り始めました。
その記念すべき第一弾が『わがままナおうさま』です。
個展では、『わがままナおうさま』の要素も少し、展示したのでした。
前田有歩の個展でしたが、あるほなつき作品が初めて東京で展示されたのでした。
その後、あるほなつきは次々と写真絵本を出版していきます。昨年夏木マリさんに朗読いただいた『空気売りの少女』もその翌年に出版されました。
本作りに精を出していた中、平行してまたアート作品にも取り組むようになったのは、2020年でした。新型コロナウィルスがこの世に発生した年です。
マルシェなどに出店して、お客様と会話を交わしながら本を販売することができなくなり、じっくりと、自分たちの作品に取り組む時間ができたのです。
alfonatskiというひとりのアーティストとして作品を作り始めました。
初期の作品に、『TOKYO2020』があります。
東京は、あるほの生まれ故郷であり、なつきの憧れの場所でした。あるほなつきの作品のモチーフになるのは、ある意味必然でした。
あるほの知っている東京と、なつきが知っている東京。
その東京の姿はズレていて、そのズレを表現できないかと試みたのが『TOKYO2020』でした。
いつの日か、東京で発表したいと思っています!