ことばに縛られず

TAMA
私たちの表現方法は多岐にわたりますが、その根源は一緒です。
写真絵本『木の玉っころちゃん』シリーズは、木の玉に顔を描いたものをたくさん並べ、その表情を読み取り、その声を聞いてストーリーを作り上げるというもの。
「悲しい」ということばが先にあって、それに対応する絵を描こうとしたら、きっとその言葉の意味に縛られてしまうだろう。しかし、顔の表情には、ひとつの言葉では言い表せないほどの豊かな意味(または意味にもならないもの)が、含まれている。そこから生まれるストーリーは無限大なのです。