内容に合った本の形を追い求め、試行錯誤し、何回も何回も“一冊”を作ってみた。そうして、ようやく「これだ!」という形が決まり、完成形の一冊が仕上がった時の喜びは、言葉では言い尽くせないほどである。
それから、じっくりじっくり行程を確認しながらの10冊。気をつけるべきポイント、カッターの力の入れ具合、糊の水分量や粘度、乾燥時間など、少しずつつかんでいく。
『空気売りの少女』は特につくりが凝っているため、完成までの行程が多く、量産するのは大変に思われたが、一度に作れる数も作るほど増えた。
コンスタントに製本できるようになった2018年。来年は創作活動にもさらに力を注ぎたい!
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