今日は真室川北部小学校5.6年生の自画像の授業第二回目でした。
前回は、描き始めから仕上げまでの大体の流れの確認をしたあと、線の重ね方、形の取り方を練習し、その後約一時間半、集中して自分と向き合い、じっくりと鏡を見て描きました。
前回の時間で、大体の児童がほぼ完成手前までできあがっていたので、今日はみんなが手こずっていた、顔の影の描き方をわかりやすく説明するために、ちょっとした目の錯覚クイズをすることから始めました。
「よく観察すること、見ることが一番大事」ということが、みんなよくわかったと思います。
一見、「あ、こうだな!」と思ったことでも、よく見てみると「実はこうだった」ということはよくあることで。そして、「実はこうだ」とわかったことを、そう見えたように描くこと、そのことこそが、じっくり観察して描くことにつながるんですね。
それでも、顔や服に出来る影は、色に惑わされて、なかなかその明暗を描くことが難しいということで、石膏像を用意しました。白い石膏像なら、どこに影が出来ているか明白です。
自分の顔とは違うものですが、影の出来方を見る上では有効と考えました。その上で、今日は完成に向けて描きこんでいきました。
みんな、最後まで想像や思い込みで描かずに、しっかりと鏡を見て描いていたと思います。素晴らしい自画像が完成しましたね!
この自画像は、卒業式の時ホールに飾られるほか、文集などにも載るそうです。良い思い出になってくれるとうれしいです。