新庄東高等学校 Tコース
クリエイティブタイム
体験活動『子ども文化コース』
特別講師としてお声がかかり、二回にわたって授業をしてきました。
いつもは小学生以下を対象に行ってきた、「しりとり絵本」を高校生が作るというもの。※前回の授業の様子は、ブログ「高校で授業」をご覧ください。
今回は、前回作った木の動物がプリントされた紙をまとめ、実際に一冊の絵本を製本していきます。
作業に入る前に、まずは、本の歴史と構造について説明をしました。みんな興味深く真剣に聞いてくれました。
聞いたところ、本が好きな生徒が多いクラスだったようです。製本したことがある人は、さすがに一人もいませんでしたが、、、
本日の目標は、各個人にソフトカバーの一冊を。班ごとには、難しい行程も役割分担しながら全員でハードカバーの一冊を製本し完成することです。
はじめに、一冊の本ができるまでの工程をひととおり見てもらいました。
それでは、作業開始!
本文を折るところから始まり、まずは糸かがり。
丁寧に折らないと穴の位置が合いません。折って重ねていく作業も、単純なようで、けっこう頭がが混乱するものです。班で先に終わった人が、わからなくなった人に教える姿も見られました。
中身がページの順番を間違えていないかしっかり確認した後、ようやく針と糸の出番です。
糸を通す順番を黒板で確認しながら、一斉に全員で進めました。さすが高校生、原理がわかればすいすいと、みんな上手にかがれました。
個人のソフトカバーの本文と、班ごとに作るハードカバーの本文、ふたつをかがった人は、お疲れ様でした!
班ごとに作るハードカバーは、班からひとり代表に出てきてもらい、説明を受けたあと、ぶっつけ本番、真剣勝負で作ってもらいました。
その後の作業はなんなくこなし、大変だったのはカット作業でした。
あるほさんが実演しながらポイントを伝えたのですが、そんなに簡単にはいきません。ぎこちない感じになってしまいう生徒、曲がって切ってしまう生徒、いろいろでしたが、今後このポイントさえ押さえておけば、カット作業も楽しくなるに違いありません。
さて、いよいよ本文とハードカバーをくっつけて、本の形にしていきます。
生徒たちは、自らが手作りした本に、感動の表情を見せていました。よかった!!
完成した作品は、ただ今、重い重石の下で乾燥するのを待っています。近日、こちらのブログにてお伝えしますので、お楽しみに(^^)/
そして、なんと!
授業の最後、生徒の皆さんが一列に並んだかと思うと、お礼の挨拶とともに、サプライズプレゼントが❗
先週誕生日だったあるほさんに、バースデーソングのプレゼント(^^)
これはうれしい!!
さて、おまけの次回は、今回作った絵本の読み聞かせの授業に、ゲストとして参加します。
実は、これがとっても大事だったりして、、、
まずは、みんななんとか本を完成できて、ほっとしました〜〜〜
次回も楽しみです!
※写真は許可済み