丸背の本 第一号

今年に入って、今まで買い貯めていた製本について書かれてある本やエッセイを、もう一度読み返して、新たな製本の仕方にチャレンジしてみたり、技術を向上させるポイントを会得したりと、日々製本に取り組んできました。

本かがりもお手のものです
本かがりもお手のものです

表紙に耐水性や耐光性を持たせるために、こんにゃくのりをハードカバーにする紙に施したりするのも、手慣れてきました。

こんにゃくのりを塗った紙
こんにゃくのりを塗った紙
吊るして干します
吊るして干します

本かがりでかがることにより、ページ数の多い本ができるので、ハードカバーもより丈夫に仕立てたい思いから、技術が向上したように思います。

10年分の作品をまとめた分厚い画集は、前回は角背で作りましたが、

角背の画集
角背の画集

今回は丸背にチャレンジ。本文の背に丸みを持たせることもですが、ハードカバーも同じように丸みを付けなければなりません。

丸背のハードカバーを作っているところ
丸背のハードカバーを作っているところ

その時役に立ったのが、ポスターや包装紙を入れるために買っていた段ボールの筒でした。ちょうどいい感じに丸みをつけることができました。

花布は、着物地で作りました
花布は、着物地で作りました

完成した画集は、まずは今週末から始まる秋田ふるさと村かまくらクラフト市へ持って行って、皆さんにお見せしたいと思っています。

2月10日11日12日は、かまくらクラフト市へどうぞ足をお運びください!お待ちしております。