一夜明けて

昨日は、川西町フレンドリープラザにて開催された「プラザ朗読まつり2023・夏」に参加し、朗読の世界にどっぷりと浸った一日となりました。

朗読バンザイ
朗読バンザイ

自分たちの出番までと、出番が終わったあとと、すべての演者のみなさんの朗読を聞いていて、みなさん個性的な世界観があって、選書のセンスもちろんのこと、演出や構成に至るまで、表現する、伝える、ということに真摯に取り組んでいるんだな、と感じました。

また、一般参加者のステージの他に、清水宏さんの『スタンダップコメディ大学〜闘争的文学論〜』と題したステージがあり、これもまた素晴らしく感動しました。涙を流して笑うなんて、どれだけぶりかと思うほど笑いました。

ドフトエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』について熱く語っていたのですが、どれだけ主人公のことが大好きか、伝わってきます。清水さんが、登場する主要なキャラクターを説明し、演じていく中で、いつのまにか、見ている私たちもそのキャラクターを「人間らしいな」と愛おしく思っている。

清水さん曰く、この作品はコメディ的要素をはらんだ実に面白い作品、ということだったけれど、実際にあの、分厚い本を読んでも、涙を流すほど笑ったりはしないだろうな。たった45分のステージの中で、物語のあらすじをあんなにも素敵に体現し、最終的に自分の主張を述べる。圧巻でした。

そんな清水さんに、実はお昼休み、控え室前の通路で、声をかけられたのでした。

私たちの朗読のステージをご覧になっていただいたようで、「朗読、とてもよかったですよ。宇宙の話は私も興味がありまして」と。

余りに気さくに話しかけてくださったので、ビックリしましたが、少しだけ最近の天文に関するニュースの話などして、「ステージ、拝見させていただきます!」と言ってわかれたのでした。

また、イベント終了後は、演者のみなさんとお話しする機会もありました。最後まで客席に残られている方が多く、私たちも三回目の参加ということもあり、毎年参加されている方々のお顔もだんだん見知ってきました。同じステージに立つ者同士、感想を述べ合ったり、情報交換ができるって、とても良いですね!

毎年ステージを演出してくださる仙台シアターラボさんからも、演出におけるアドバイスなどいただいたりして、益々朗読に対するやる気と情熱が沸いてきます。

今年の反省をしつつ、来年はどんな演出をしようか、また一年かけてじっくり考えてみたいと思います。

新作もつくるぞー!!