「本を作って旅をする」略して「ほんたび」東京の2日目は、東京都立美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」から。
シーレは、あるほもなつきも大好きな画家です。今回の東京行きの目的の1つでもありました。
上野駅から東京都立美術館の方へ歩くと、外国人観光客であふれかえっていて、なにごとかな?と思ったら、お花見でした。
雨の天気にもかかわらず、たくさんの花見客で道は混雑いていましたが、私たちも美術館までの道を楽しみました。
美術館の入口も、人、人、人!シーレの人気の高さを改めて思い知りました。
展示は、シーレの作品だけでなく、同時代に活躍した画家たちの作品も多数展示されており、そのことで、その時代のアートの流れや、その中でのシーレの絵画表現の素晴らしさや凄みが実にストレートに伝わってきました。
どの作品も素晴らしく見る者を圧倒する力がありますが、特に好きで好きでたまらなく、感動したのはドローイングです。瞬時に形を捉え、迷いのない澄み切った勢いのある線は、あれは本当にシーレだけが持つ生きた線なのだと思います。
展覧会を見終わったあと、二人でその感想を話し合う時間は大切で、今後の私たちの表現活動への活力となっています。
上野をあとにして、次に向かうは渋谷にあるMOTOYA Book・Cafe・Gallery。
MOTOYAさんは、静かな高台の上にありました。
MOTOYAさんの看板が目に入ると同時に、フレームに入った本の表紙のオブジェが目にとまりました。なんて素敵なんでしょう!『AER』もすぐ見つけました。
店内には、テーブルとソファや椅子がいくつかあって、ドリンクを飲みながらゆっくり本を楽しめる感じの店内でした。私たちの他に先客が2名いて、珈琲を飲みながらページをめくっていました。
店主がその一人の方と会話をしていたのが聞こえてくる中で、あるほが好きな本の話題が出たので、会話に参加することができました。その後、もう一人の方も加えて、ずいぶんと長い時間、製本についてや作品作りにかける想いなど、互いに語り合いました。なんとも素敵な時間でした。
そのあとで店主と会話をする時間もありました。それぞれの展示されている本の説明をしていただいたり、画集などを見せていただいたり、あっという間に時間は過ぎ、なんと閉店時間まで!
今開催中のブックイベント「Book Lovers」は今日3/27までなので、また搬出に伺うのですが、作家同士の交流会もあるということで、とても楽しみです!