絵について遡る

絵について遡る
②ちっちゃい私

まるで、絵の中にいるような…。

私は写真を撮られるのが嫌いだった。はじめは後ろ姿から、そして遠くから、次第にカメラに慣れて行った。

後姿やちっちゃな私は、あるほさんの絵の中の一部になったような、そんな感じにその中にいた。
そして、それは一瞬を切り取ったはずなのに、前後の動きの連続の中にあった。

私の描いた空気売りの少女も、あるほさんの写真の中で、呼吸をして、生きている。

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