わたしと雪とすずと。

ここは、毎年初詣をする神社なのですが、小さい頃の遊び場だった場所でもあります。   神社の階段を降りて行くと、そこにはすず(湧き水どころ)があります。夏場にはよく水遊びをしたものです。喉が乾けば、手ですくってゴクゴク飲んで。  冬場は、夏場にはあんなに冷たく感じられたその水が温かく感じるのが、不思議でおもしろくて、手袋をはずしてすずに手を突っ込んでは「あったか〜い」なんて言って、そんなことが子どもの私にとって、身近な遊びだったなあと思い出しました。 昨年は、あるほさんが作品のテーマにしてきた”空気”をテーマにした写真絵本「わがままナおうさま」が、あるほなつきによって作られました。また、あるほさんと2人で玉っころちゃんを動かしながら、たくさんのストーリーが生まれました。 作品を作るときの、あるほさんとのやりとりの過程で、身近なものの大切さに気づいたり、今まで生きてきたお互いの経験やその中で育ってきた感覚を交差させることで、物語は織りあがりました。  雪とすずと、それから私。 雪は溶けて水になり、水はやがて空気になり、また雪になって降りてくる。 今年もまた、あるほなつきとしても、さとうなつきとしても、いろんな経験を積んで、いろんな感覚を養って、たくさんの作品を生み出し、皆様の元へ作品をお届けできるよう頑張りたいと思っております。来年も、再来年もその先もずっと、それを繰り返し積み重ねて行けたらいいな!!]]>

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