今日は一日、製本をしていました。
本を作る、という私たちにとってごく日常の仕事のはずが、なぜか今日は、特別な思いがしていました。
たいてい製本をするときは、効率もあり、同じ本をまとめて何十冊も製本することがほとんどなのですが、今日は必要なものを必要なだけいろいろな種類の本をいっきに製本したので、改めて、色々なサイズ、色々な形のものを作っているのだと実感もし、また、それが空気を吸うように当たり前に作れるようになっていたことに、しみじみと感動したのでした。
表現したいことを多くの人に伝えたい、その想いだけで、本作りはゼロからのスタート。
自分たちで製本してみてわかる大変さや、失敗の数々、どうしたらうまくいくかの試行錯誤の日々でした。
2017年から約5年、着実に製本技術はあがり、できる形も様々になったのだと、今日、改めて思いました。
さて、明日はまむろ川温泉 梅里苑 ギャラリー囲炉裏、今年最後のあるほなつき展の搬入です!
新刊『あやふやのまま』の販売も開始しますよ。
どうぞご期待ください!